4月に東京・歌舞伎座内に開校するこども歌舞伎スクール「寺子屋」の入校希望者向け説明会が18日、都内で行われた。着付けや礼儀作法、日舞や子役としての歌舞伎実技を教えるもので、優秀な子は実際に歌舞伎の舞台に立ったり、歌舞伎俳優の道に進むことも期待されている。この日は60組120人の親子が参加し、統括講師の中村梅玉(67)片岡秀太郎(72)も出席。梅玉は「ここでは歌舞伎俳優の道も開かれている。歌舞伎の底辺を広げるのが我々の使命」と言えば、秀太郎は「子役に限っては女の子も出られる。歌舞伎の伝統を守りつつ、厳しさと楽しさを兼ね備えた学校に」と話した。初年度は基礎コースのみで、年間30回の授業に入会金5万円、会費は年11万円。