俳優山本太郎(37)が17日、都内で行われた主演映画「EDEN」(武正晴監督)の初日舞台あいさつに出席した。

 映画では東京・新宿に集うゲイを演じた。この日は共演した中村ゆり(30)らと登壇した。

 昨年3月の東日本大震災以降、反原発運動活動を続けており、「この映画のオファーをいただいたのは、ちょうど僕がこの国の発電方法について、もの申した時でして。僕を主役で使うなんて、勇気があるなと思った」と話して笑いを誘った。

 締めのあいさつを任されると真剣な表情になった。「人に優しくない世の中だと思う。この作品でも描かれていますが、特にこの国をコントロールする人たちが目先の利益でいっぱいというか。全部、弱い人たちにしわ寄せがいく。今回のゲイの方々っていうのもそうですよね」と訴えた。

 その上で「でも映画を見ていただくことで、メッセージが伝わると思います」とアピールした。