米アカデミー賞を主催する米映画芸術科学アカデミーは26日、同賞を選ぶ投票権を持つ新規会員候補に、アニメ映画監督の宮崎駿さんやスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーら271人を選んだと発表した。宮崎さんらが受け入れれば会員となる。

 宮崎さんが監督した「千と千尋の神隠し」は2003年にアカデミー賞長編アニメ賞を受賞。宮崎さんや鈴木さんらが製作した「風立ちぬ」は14年の同賞にノミネートされた。

 日本からは東宝取締役の松岡宏泰氏も選ばれた。

 このほか、14年のアカデミー賞助演女優賞を獲得した女優のルピタ・ニョンゴさんやアニメ映画「アナと雪の女王」の劇中歌「レット・イット・ゴー」を作曲したクリスティン・アンダーソンロペスさんらも候補に入った。

 会員は映画界の発展に貢献した俳優や監督、音楽家らから映画芸術科学アカデミーが選ぶ。現在6千人以上の会員がいる。