妻夫木聡(33)主演の映画「バンクーバーの朝日」(石井裕也監督、12月20日公開)が、第33回バンクーバー国際映画祭の観客賞を受賞したことが11日(現地時間10日)、明らかになった。

 同賞は、先月25日から今月10日までの映画祭期間中に行われた観客投票で、もっとも多くの票を集めた作品に贈られるもの。昨年の受賞作は福山雅治(45)主演の「そして父になる」で、2年連続で邦画が選ばれた形だ。

 同作は、日本からの移民2世らで結成され、かつて同所に実在した野球チーム「バンクーバー朝日」の奮闘と、差別や過酷な労働環境など、当時の移民らが置かれた厳しい状況を描く。亀梨和也(28)池松壮亮(24)高畑充希(22)らも出演している。