東京都の小池百合子知事は17日、都庁で在京アラブ各国の大使らの表敬訪問を受け、得意のアラビア語を駆使して会談した。

 小池氏は冒頭、自身で話したアラビア語のあいさつを、自分で日本語に通訳。「ようこそ、いらっしゃいました。いつもアラブの大使の皆さまにはお世話になっている。日本、何より東京とアラブ諸国のみなさま方たとの協力に対して、あらためて感謝します」と伝えた。

 17カ国の大使や参事官らが出席。外交団側の通訳は、小池氏の肩書を「都知事閣下」と通訳した。

 各国を代表して、あいさつしたイエメンのカミース駐日大使は「閣下(小池氏)の知事就任は、首都東京にとって重要な出来事だ。20年東京五輪・パラリンピックという世界的なイベントの期間に、この都市を導くように市民の信任を受けた最初の女性だからです」と指摘。「我々も、この世界規模のイベントが成功するため、外交面を通じてあらゆる支援をしたい」と、東京大会成功に向けた各国の協力を確約した。