将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太4段(14)が羽生善治3冠(46)を破った。インターネットテレビ局Abema(アベマ)TVの番組企画「藤井聡太四段 炎の七番勝負 第7局」が23日放送され、先手の藤井4段が111手で、羽生3冠との接戦を制した。

 「七番勝負」第5局で藤井4段と対戦した深浦康市9段(45)の話 10代でタイトルを狙えるレベルだ。印象に残ったのは終盤で、独特の角度から来られた。感想戦も含め、すぐに正確に対応する手を出し答えてくる。成長力は計り知れない。将棋界は今、糸谷哲郎8段(28)、佐藤天彦名人(29)、稲葉陽8段(28)、豊島将之7段(26)ら20代が台頭し、羽生世代、渡辺明竜王(33)や広瀬章人8段(30)の世代と争っている。その中を一気に駆け抜ける可能性がある。