官房長官や財務相など要職を歴任した元自民党衆院議員の与謝野馨(よさの・かおる)氏が死去したことが24日、分かった。

 与謝野氏と碁の対局に臨むなど、親交があった自由党の小沢一郎代表は同日、党を通じて追悼の談話を発表した。

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 与謝野馨先生の突然の訃報に接し、ただ驚いております。

 故人との関係は、自民党時代にさかのぼります。彼は中曽根派の政策通として、さまざまな要職を歴任し、常に第一線で活躍をされてきました。私は田中派であり、派閥こそ違いましたが、当時から長きにわたりお互いに切磋琢磨(せっさたくま)し、信頼し合ってきた間柄でした。

 また最近では、私が主宰する「ジョン万次郎の会」でも副会長としてご尽力いただくなど、さまざまな分野で共に協力し、活動してまいりました。また個人的に、囲碁を打つ仲でありました。

 ここ数年は、体調を崩され、大変心配をしておりましたところ、このような訃報に接することになり、本当に無念でなりません。

 謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。

 自由党代表 小沢一郎