今月16日午後7時直前に流れたNHKのニュース速報は、日本中に驚きをもたらした。秋篠宮家の長女眞子さま(25)が、国際基督教大(ICU)時代の同級生、小室圭さん(25)との婚約準備を進めていることが分かった。「時期が参りましたら…」。正式発表前のため、申し訳なさそうに慎重に言葉を選んだ小室さん。誠実さがにじみ出た会見は、多くの共感を呼んだ。無敵の14歳・藤井聡太四段の快進撃も続く。そんな5月の言葉から-。

 デスクA 眞子さまと小室さんの「婚約報道」。久しぶりに明るい話題だね。

 記者A 小室さんの勤務先での会見を取材しました。正式な発表ではなく、「時期が参りましたら、あらためてお話しさせていただきたいと思います」という答えがほとんどでした。

 記者B 答えられない中でも、当日の朝の眞子さまとの会話を紹介。「行ってきます」「行ってらっしゃい」。なにげなさが逆に、新鮮でした。

 記者A あの受け答えを、もし政治家がしたら紛糾する。でも、小室さんは記者の目を見て、質問1つ1つに誠実に答えました。

 記者C 「海の王子」と聞いて想像したキャラとは違った。同期の「女王」によると、小室さんは「弟キャラ」だそうです。

 記者D マナーの専門家に聞くと、「あの態度は、一朝一夕にはできない」と。ロイヤルカップルにふさわしい方なんだね。

 記者B 皇室の話題は最近、天皇陛下の退位や、皇室の今後に関する問題が主だった。眞子さまのご結婚で皇族が1人減り、皇室のあり方という現実問題に直結する面もあるけれど、多くの人が素直に喜んでいた。

 デスクB 藤井四段の連勝記録も、ついに19だ。

 記者D 25日の竜王戦6組決勝が行われた東京将棋会館では、デビュー戦の相手だった加藤一二三・九段(77)を発見。ひふみんは、あいさつに来た藤井くんに「あなたが勝つたび、僕はテレビに出られる」って。周囲は大爆笑、藤井四段も、苦笑いでした。

 記者A 対局中の「勝負メシ」に注目しているよ。

 記者D 25日は、昼が「紫金飯店」の五目焼そば。夜は「ほそ島や」のチャーシューめん。対局中の食事は、会館近くの店の出前リストから好きなものを頼むんだ。実は、連盟側は2人前オーダー。1つは報道の撮影用でした(笑い)。

 記者E ひふみんはよく、うな重を頼んでいたのを思い出します。

 デスクC 明るい話題と対照的に、政界はとんでもない暴言があった。自民党の大西英男衆院議員(東京16区)が、がん患者に配慮した受動喫煙対策を求めた三原じゅん子参院議員に、「(がん患者は)働かなくていい」とやじを飛ばした。

 記者A 当初は否定し、問題が大きくなって謝罪。最悪のパターンだ。

 記者B 大西氏は、問題行動が集中している「魔の当選2回生」の1人。「暴言&失言→謝罪→党が厳重注意」の繰り返し。ここまでくると資質が問われる。

 記者E 安倍首相も、憲法改正に向けた真意を国会で問われ、「党総裁としての考えは読売新聞に書いてある。熟読してほしい」と発言し、批判された。質問した民進党・長妻昭議員も「自分の発言を新聞で読めという首相は、初めてだ」と激怒していた。

 デスクA 首相の「お友達スキャンダル」加計学園問題では、天下り問題で引責辞任した前川喜平・前事務次官が、政府与党が否定する文科省の内部文書を、本物だと爆弾告白した。

 記者C 安倍官邸との全面戦争です。次官の座を失った前川氏は失うものがない。次の一手も、十分考えられますね。