立憲民主党の山尾志桜里衆院議員が22日、衆院予算委で安倍首相と久々に直接対決し、首相の憲法観を念頭に「総理は憲法を分かっていない」と批判した。首相は、憲法9条の2項を維持したまま自衛隊の存在を明記する改憲案を提起したが、山尾氏は「2項があるまま違憲、合憲の議論ができますか。反論があればおっしゃってはどうですか」と挑発。

 首相は「こういう(挑発される)場で議論するつもりはなく、落ち着いた場で議論してほしい。その場が(国会の)憲法審査会だ」と述べ、各党の議論に委ねる構えを示した。