将棋の第66期王座戦2次予選、藤井聡太六段(15)と糸谷哲郎八段(29)戦が22日、関西将棋会館で行われた。藤井は現在、公式戦15連勝中で絶好調。中学卒業後、初の公式戦となる。

 糸谷は竜王のタイトルを獲得した経験を持つ実力者。今期はB級1組でトップの成績を収め、来期から最上位A級で戦う。藤井にとっては難敵になる。勝者が挑戦者決定トーナメントに進む。

 振り駒の結果、藤井が先手に決まった。午前10時、お互いに深々と一礼し、対局を始めた。藤井は初手に飛車先を突いた。糸谷は角道を開けた。

 持ち時間は各5時間。夜には決着する見込み。