東京都の小池百合子知事は19日、都議会の代表質問内でカイロ大卒業の「経歴詐称疑惑」について問われ、あらためて「卒業している」と主張した。

 自民党都議に「この際、いらぬ疑惑は晴らしてほしい」と問われ、「これまで何度も申し上げているが、正式なカイロ大の卒業証書と卒業証明書を有している。大学側もこの卒業を認めている」と言い切った。

 これまで「首席卒業」としてきた点については「当時の担当教授の言葉をうのみにした。そのことでうれしくなって、その旨を記述したということ」と弁解した。小池氏は16日の定例会見で「最初の本にはそう(首席卒業)書いた覚えがある。先生に『非常にいい成績だった』とアラビア語で言われ、うれしかったことは覚えている」などと話していた。