2000安打を達成したロッテ福浦和也内野手(42)の出身地、千葉県習志野市は、地元の雄の偉業に沸き立った。出身校、市立大久保東小に近い京成大久保駅前の欧風居酒屋「コンフィ」の青木正之さん(55)は「2000安打だから、福浦を祝福したお客さんは、2時間2000円で飲み放題!! お祝いしよう」と偉業をたたえた。

青木さんは習志野高サッカー部出身で、野球部の小林徹監督とは同級生。店には同高関連グッズが飾られ、OBが集まる。福浦も同高出身で、現在のロッテまで、地元でプレーするフランチャイズプレーヤー。習志野には同級生、先輩、後輩もいれば、親同士が友だちという人も大勢おり、「ヒーロー」というより、もっと近い存在だ。青木さんは「福浦が来たら? その場で店閉めて、みんな呼んで祝勝会にしちゃう。待ってます」と呼びかけた。

駅前の学園おおくぼ商店街理事長で「習志野スポーツ」社長の三橋正文さん(77)は、今日23日に商店街入り口にかける2000安打記念の横断幕を見せてくれた。「小さいころはこの商店街を走り回っていた」と懐かしそうに話し「みんな、いつかはロッテの監督に、と思ってる。ただ、今は、まだまだ続けろよ! やれぇ! って声掛けたいね」と笑顔で話した。【清水優】