2025年の国際博覧会(万博)の開催地を決める博覧会国際事務局(BIE)総会が23日、パリで開かれ、加盟国の投票の結果、大阪誘致を目指す日本に決まった。

ロシア(エカテリンブルク)とアゼルバイジャン(バクー)も立候補。日本は1回目の投票でトップの85票を獲得するも全体の3分の2には届かず、ロシアとの決選投票へ。決選投票では日本92票、ロシア61票で勝利した。

現地入りしていた松井一郎大阪府知事(54)は、吉村洋文大阪市長とガッチリ握手を交わし「ようやっと、ここまで来れました」と歓喜し「世界がびっくりするような万博にしたい」と語った。

大阪府と大阪市は官民一体でのプロモーション活動を行ってきた。世論の盛り上げるために誘致委員会は著名人を積極的に起用してきた。誘致の顔となるアンバサダー(大使)には、お笑いコンビ・ダウンタウン、歌舞伎俳優の片岡愛之助らが就任。誘致委などのイベントで大阪万博を宣伝する役割を果たした。

大阪万博決定にダウンタウンの松本人志(55)は「素晴らしい!皆様の地道な努力の結果だと思います。ダウンタウンは何もしておりません。特に浜田(笑い)」とコメント。浜田雅功(55)は「素晴らしい!皆様の地道な努力の結果だと思います。ダウンタウンは何もしておりません。特に松本(笑い)」とコメントした。

タレントの西川きよし(72)は「本当におめでとうございます。皆さんの誘致したいという気持ちが結果につながったのだと思います。25年の開催まで時間があります。小さなことからコツコツと頑張っていきましょう!」。

桂文枝(75)は「うれしいです!EXPO’70の時、テレビ番組の司会を森光子さんとさせて頂きました。大阪中が欣喜雀躍(きんきじゃくやく)、開催中、浮かれに浮かれた夢のような時間でした。何度足を運んだか、忘れましたが、あの感動を若い人に体感していただけると思うだけでワクワク致します」。

関西の大御所も1970年以来の55年ぶり2回目の大阪での万博開催を喜んだ。

誘致委員会の構想では大阪湾に浮かぶ人工島・夢洲(ゆめしま)内の155ヘクタールを会場に、25年5月3日~11月3日の185日間開催する計画。政府は万博会場の建設・運営や来場者の消費支出による経済波及効果を約1兆9000億円と試算。大阪府・市は24年までに夢洲にカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致も目指す。万博とIRのセットが関西経済の浮揚に向けた起爆剤になりそうだ。