将棋の藤井聡太七段(16)が15日、都内で行われた広瀬章人竜王(31)の第31期竜王就位式に、ランキング戦5組優勝者として登壇した。

藤井七段は壇上で、インタビュアーから質問を受け、前回、6組で優勝した際は四段で、現在は七段になった思いを聞かれ「そうですね、ここまで昇段できるとは思っていなかったので、そのことはうれしい」と笑みを浮かべた。

ただ、前回に続き竜王戦の決勝トーナメント2回戦で敗れたことについて自ら言及し「竜王戦に関しては、昨年と同じところで負けてしまったので、ぜひ、それ以上を目指して、この1年は取り組みたい」と語った。インタビュアーから「すばらしい活躍で、少年少女の将棋ファンが増えた」と問いかけられ、会場の子どものファンへメッセージを求められると「これからも、将棋を楽しんでどんどん指して、どんどん見て、これからも楽しい将棋を続けて欲しい」とメッセージを送った。

この日は1組の広瀬竜王、藤井七段のほか2組の三浦弘行九段、3組の千葉幸生六段、4組の増田康宏六段、6組の都成竜馬五段と、ランキング戦各組の優勝者が登壇した。