太平洋胆振沖のサクラマス釣りは、ライセンス制による匹数制限が15日で終了。その後も釣果があり、良い日は1人10~15匹上がり、サイズも2キロ超の大型が釣れているようだ。21日、白老町虎杖浜沖に出掛けた。2キロ級が数匹交じったが、48~54センチが1人0~3匹と食いが渋かった。

 午前5時、苫小牧漁港から第28幸亀丸(亀谷孝之船長、【電話】090・3390・8583)に6人が乗船。前日はベタ底から3メートルほど付近でアタリが多く、タナは85メートル前後と聞き、早速同じタナを狙った。しかし、底の潮が悪く仕掛けが絡むおまつりが多かった。魚はスケトウの群れが現れては消えたりを繰り返したが、最初のタナで狙いのサクラマスが2匹ヒット。それを合図に全員が同じタナを中心に攻めた。

 その後、アタリはしばらく止まったが、仕掛けを降ろす最中に、タナ30メートル付近で2キロ弱の体高があるマスが釣れた。ジグを使用し狙ったところ良型が上がった。その後も同じタナで1匹釣れ、深場のタナ90メートルでも数匹。この日のタナは広範囲だったが、独特の引きが楽しめた。ほかの釣果は50~60センチのスケトウが1人20~40匹、マダラ船中数匹。

 札幌から参加していた秋田敬三さんは「良型マスを含む3匹が釣れて楽しめた」とにっこり。亀谷船長は「サクラマスは先が読めないが、ソウハチは情報を得ながら狙える」と、今後の見通しを話していた。【リポーター・竹鼻雅己=61】