日本海積丹町の日司沖に12日、五目狙いで出掛けた。早朝はヤナギノマイ狙いもアタリがなく、ソイに切り替え、35~55センチのクロゾイが1人15~25匹でまずまずの釣行だった。

 午前5時、日司漁港から北星丸(杉野秀幸船長、【電話】0135・45・6054)に9人が乗船。開始は水深120メートル沖の根でヤナギノマイを狙った。魚群探知機に魚影があったが、潮が動かず無反応。そこで水深120~150メートルにポイントを移動。それでも食いが悪かった。

 仕方なく前浜のソイ類に狙いを変更。前半は40センチのクロゾイが中心で、その後はポイントを変えながら45、50、55センチの大型がヒット。しかし、水底の障害物に仕掛けなどが引っかかる根掛かりがあった。魚は浮いていることが多く、3本針の一番上にも食いがあり、大型は下針に付いたり、ダブルで上がることも。後半は魚が針から外れるバレも多かった。エサは前半がマメイカ、後半はオオナゴの食いが良かった。ほかの釣果はシマゾイ、ホッケ、ガヤが船中数匹。

 札幌市から参加の大川清晴さん(66)は前半好調で、後半は55センチを含め大型を釣り上げ「満足いく釣りができた」と笑顔。杉野船長は「ソイ類は好調に釣れ、ヤナギノマイは産卵後釣れる」と話しており、今後も五目釣りが楽しめそうだ。【リポーター・竹鼻雅己=61】