釣ったシロギスを豪華中華でいただく「シロギス納涼会」が22日、横浜市・山下町のメルパルク横浜で行われた。今年は1月の新年会、5月の春宴会に続き、3回目となった。釣りではいつもの山下橋「広島屋」だけではなく、八景「太田屋」からも出漁して、計32人がサオを出した。この日は約150匹のシロギスを捕獲し、40人の参加した納涼会も盛り上がった。

 東京湾のシロギスを釣って、すぐ食べる。メルパルク横浜の中華部門の千葉光治料理長(52)らが腕をふるった料理は19種。定番の天ぷら、素揚げのほか、くすべ煮(中華風甘露煮)、中華風刺し身、マヨネーズあえ、蒸し物、チャーハンなどがドーンと並んだ。レモンソースを絡めた逸品は今回も大人気で、会途中で千葉料理長がレシピを公開し、自宅での作り方も解説してくれた。

 「へぇ~、そうなんだ」「天ぷらの揚げ方も勉強になります」「とにかく身がフワフワでほっぺが落ちそう」とのニコニコの感想が飛び交った。

 何しろ自分で釣り上げたシロギスをすぐ食せる。リーダーの「アミーゴ」こと西條亜弥(あみ)さんは「釣った魚は回収するからクーラーボックスはいらないし、サオもレンタルできる。出船も朝8時だから、手ぶらで電車で来られるのがいいんじゃないですか」。

 次回は10月3日(土)に対象魚をアジにする。千葉料理長は「むしろ、アジの方が自信あります。おいしい料理をつくるので、たくさん釣ってきてください」と胸をドンとたたいた。

 釣りは5000円、宴会は大人4999円(子ども1800円)で、料金はそのままだ。参加申し込みは、広島屋【電話】045・622・8615。