冬場のヘラブナはサオを出せるフィールドが限られる。ヘラの状態もよくて、適度にアタリを楽しめる茨城・横利根川にいってきた。紙面でおなじみになった服部紫野さんもヘラ歴3年目、絵心があるようなので、今回は服部さんのイラストリポートを紙上展開しちゃいます。横利根川って「みざお」を使えないと釣りにならないんですよ。

 服部です、みなさん、こんにちは。昨年も横利根川で釣りをしているので「みざお」は初体験ではないです。ただ、ちゃんとみざおを打てるか、というと怪しいんです。そこで、みざおをどう扱うか、私なりにまとめてみました。

 みざお、とは、竹の先端に剣が付いていて、舟を安定させる道具になります。竹独特のしなりを利用するのがコツですね。大関実コーチの解説をイラストにしました。よくみてチャレンジしてください。

 みざおを底に刺すということは、舟の付近にいるヘラは…残念ながら散る(涙)。水面近くの活性のいい「はしゃぐ」ヘラは無視して、15尺(約4・5メートル)前後のサオで「自分のタナ(魚の泳層)」をつくっていきましょう。

 ついついはしゃぎ系が目に入りますが、じっくりと着実にヘラを宙層に寄せて、テンポよく投入する。ウキがひんぱんに動くけれど、アタリに結びつかないときは、ハリスの長さを変えて、アタリを探っていきましょうね。

 ▼宿 横利根川「中島屋」【電話】0299・78・2621。出舟は10月~翌3月は午前6時、4月~9月は同5時。ボート料金は2500円、放流バッジ所持なら2000円。食堂もやっていて、朝食は500円。ボートは要予約。