日本海積丹方面で12日ころから大型マガレイとクロガシラが好漁との情報が入った。19日、積丹町婦美沖に出掛けた。条件が多少厳しかったが、25~40センチマガレイが1人当たり20~30匹、28~40センチクロガシラが同5~10匹。数はいまひとつも良型が上がり、満足のいく釣行だった。

 当日はカレイ釣りには厳しいコンディション。波と強風の中、午前6時に古平漁港から第8宝勝丸(本間弘幸船長、【電話】090・6263・3019)に8人が乗船し、水深37~40メートルラインに向かった。このポイントは数日前は47~48センチのマガレイが上がっていた。今回も強烈な引きで特大サイズを予感させたが、船へりで魚が外れるバレることもあり、悔しい思いをした。

 一方、クロガシラもマガレイ同様、引きが強かった。特に大型はリールのドラグ調整で、ライン(針糸)が幾度か出ていく場面があるほど強烈だった。条件が整えば、大物ヒットの予感を感じた。

 3月も残りわずかで、春カレイ釣りが始まる時期になってきた。本間船長は「マガレイは大きいサイズが多く、今後も期待できる」と期待は高まる。今回は水温が低かっため多少食いが渋かったが、身が締まり脂の乗った、分厚いカレイ釣りが楽しめた。【リポーター・竹鼻雅己=63】