札幌夢釣会の第1回大会が19日、島牧村の本目漁港~せたな町の須築漁港間で15人が参加して行われた。波、風ともに5メートルと強い、あいにくの天候で、参加者は安全な場所を選び竿を出した。

 優勝は本目に入釣した大野昭彦さん。磯に出てすぐに、ソイとアブラコを釣り上げた。風、波が強くなってからは漁港に移動し、そこでも40センチのホッケを追加。2匹身長+5匹重量のルールで、1139点を記録した。大野さんは、勝因を「エサはイソメとカツオが良かった」と振り返った。

 2位は原歌に入った私で、風と波を避けて漁港の陰になる場所を選択。暗い時間帯に、アブラコとソイの良型を引き寄せた。明け方には移動しながらカジカなど多彩な魚種を拾い釣り。イカゴロとイソメの食いが良かった。北国澗を縦断した碓井一樹さんがカツオをエサにアブラコ、イソメ仕掛の遠投でクロガシラなど釣果を重ね、3位。身長賞はベテランの佃克敏さんで、本目で45・5センチのアブラコを釣り上げた。

 日本海側はこれからピークを迎えるが、今大会のように悪天候の場合は釣り場選びに注意が必要と感じさせられた。【リポーター・藤本康隆=42】

 ▼札幌夢釣会(19日、本目~須築)▽総合(2身+5匹) <1>大野昭彦1139点<2>藤本<3>碓井▽身長 佃克敏アブラコ45・5センチ。(敬称略)