淡い緑が芽吹き始めた千葉・亀山湖でブラックバスを釣りましょう! 28日(日)に亀山湖「ボートハウス松下」で日刊スポーツ・フィッシング・サーキットのバス部門予選が実施される。バス2匹の総重量審査で、上位3人が10月14日(土)の決勝(山梨・精進湖)に進出する。フィッシングナビゲーター永浜いりあが予選を想定して挑んだ!

 ヤッホー、いりあでーす。亀山湖、気持ちいいですね。冬の山から春を通り越して初夏みたいなまぶしいグリーンですよ。この大自然の中で釣りをするのは気持ちいいんだよなあ。まずは亀山湖にきて、スケールの大きさに包まれてみてくださいな。ジブリの映画に出てくる森みたいな感じ。これはぜひ体験してもらいたいですね。

 さて、このグリーンがキーポイントなんですよ。

 亀山湖は、もうそこら中がジャングル。湖面に枝が張りだして、まるでさまざまな形のビーチパラソルみたい。強い日差しもこんな枝の下なら涼しいじゃない? いるんですよ、バスちゃんが。

 けれど、枝と湖面のすきまに通すのは難しいのよね。昨年に続いて「ボートハウス松下」の長男コースケくんにコーチをお願いしました。虫系ルアーをフックに装着するノーシンカーか、ラバージグをそのすきまに放り込むんです。最初はふわっ、とルアーを投げたけど、全然奥までいかない。こりゃ、ダメだ。

 コースケくんに教えてもらいました。

 コースケくん ルアーを湖面上で滑らすイメージ。ロッドを真横にして、サイドスローで投げる。狙うのは枝のちょっと前の湖面。思い切り水しぶきが立つぐらいに湖面にルアーをぶつける。石投げの水切りの要領、ッスね。スキッピングといいます。

 何度か練習するとけっこう簡単にできました。これならそのうち釣れるかな?

 ところが、人生、それほど甘くない。この日はちょっと寒かったの。人間が寒いと感じるんだから、バスだって寒いのよね。コースケくんが午後5時ちょい前にようやく1匹。

 コースケくん この釣りは今なら間違いない。気温さえ、日差しさえ5月らしくしてくれれば、絶対に釣れる。粘り強く、枝の奥に打ち込んでくださいね。

 結局、いりあはバスが釣れなかったけど、亀山湖はまた来ちゃおうかなぁ。枝の奥までスキッピングできるようになったから、あとは釣るだけだよん♪

 ▼宿 亀山湖「ボートハウス松下」【電話】0439・39・2926。28日予選会は、受け付け開始午前4時30分、同6時出船、帰着午後2時。キーパー制限なしで2匹合計重量審査。上位3人が決勝進出。予選参加費は1000円。ボートは、1人乗り2900円、2人4100円、3人5300円(すべて入漁料込み)。通常では午後5時30分まで。釣況などは要確認。

 ▼予選日程 6月11日(日)まで精進湖「湖畔荘」、6月15日(木)~7月17日(月・祝)河口湖「ハワイ」、6月18日(日)相模湖「柴田」、7月30日(日)新利根川「松屋」

 ▼決勝 10月14日(土)精進湖「湖畔荘」