日本海側積丹半島神恵内村の川白沖で17日、ヒラメとマゾイ釣りを楽しんだ。ヒラメは73センチの特大サイズを頭に40センチオーバーが1人3~8匹。マゾイは38~45センチが同6~10匹の釣果となった。

 午前5時、川白漁港から高栄丸(高田船長、【電話】0135・77・6200)に4人が乗船し、30分ほどかけて西の河原~柵内沖に向かった。ヒラメ用仕掛け、バケ500グラム。晴れ、風は弱く、波1メートルの下、早朝は西の河原沖の水深25メートル前後から底を2~3メートル切ってスタート。当初はアタリがなかったが、時間の経過とともに50センチ超のメスを中心に、強い引きを見せて釣れるようになった。

 その後、窓岩沖に移動して水深25~35メートルに竿(さお)を降ろすと、多少の根掛かりがあったものの大型のヒラメとマゾイが上がった。2魚種がダブルで掛かると強烈な引きとなり、リールを巻くのに苦労するほど。海底付近で良く釣れたため、仕掛けが切れることもあった。

 恵庭市から参加の大ベテラン、90歳の佐々木長一さんは、73センチのヒラメを上げて釣り仲間を驚かせた。同11時の沖上がりまでの間、アブラコや大型フグが船中数匹交じった。高田船長は「ヒラメは大型を中心に秋まで楽しめる」と話しており、今後も期待が持てそうだ。【リポーター・竹鼻雅己=63】