サクラマスのシーズンを迎えた後志管内積丹方面の川白沖に3日、好漁を期待して出掛けた。ここ数日の絶好調に比べ、多少は数が落ちたものの、0・8~1・8キロが1人10~15匹と乗船した5人全員が2ケタを釣り上げた。

 午前7時、神恵内村川白漁港から高栄丸(高田船長、【電話】0135・77・6200)で、10分ほどの前浜に向かった。晴れ、風は弱く、波1メートル。マス用仕掛けにバケ500グラム、シャクリを使用した。水深は40~50メートル。

 早朝はタナ10~15メートルでぽつりぽつりと上がったが、釣れない時間帯もあり何度もポイントを変えて狙った。移動を繰り返すと、タナ20~30メートルでホッケの群れに遭遇。大型を交えて針数が釣れ、30~40センチが1人40~60匹とクーラーに満杯の人も。

 群れが薄くなると同じタナでサクラマスが釣れだし、ここぞとばかりに竿(さお)を振った。この日は1~1・2キロが主流の中、1・8キロのビッグサイズも上がった。

 正午の沖上がりまで、広範囲の中層から底付近で25~33センチのソウハチが1人10~20匹。恵庭市から参加した91歳の佐々木長一さんは、マス釣りではあまりお目にかからない55~75センチのマダラを6匹上げ、全体として満足いく釣行となった。

 高田船長は「サクラマスは今後も好調で、大型も期待できる」と話していた。【リポーター・竹鼻雅己=64】