マルアジが爆釣していますよ! 中紀・初島で、仕立船に乗って入れ掛かりを体験してみませんか。同所の「南村渡船」(日刊銀鱗倶楽部加盟店)の情報では1日、沖ノ島沖に出た東大阪市の申万洙さんら2人が、27~36センチのマルアジを156匹、3日は、紀の川市の木村重雄さんら3人が、27~33センチを220匹と32~47センチのサバも111匹釣り上げるなど、活発な食いが続いている。

 南村渡船の代表・南村篤さんによると「今年は釣れだしが遅れたが、ようやく大きな群れが回ってきました。この時期は卵を持っていて、型も良く、数、型ともに楽しめます。ぜひ、家族連れや、釣り仲間を誘って釣りに来て下さい」と一押し。

 仕掛けは、船頭オリジナルのギジバリを使った全長15~20メートル(10~12本バリ)のロングなチョクリ仕掛け。これをマルアジの群れの中に落とし、ゆっくり引き上げることで連掛けさせる。

 手釣りなので大きな群れをとらえ、魚が追い食いすればするほど、重みが指先に増していき、漁師感覚で怒涛(どとう)の連掛けが体験できる。コツはアジが掛かったら、ビシマ糸の部分は出来るだけ早く引き上げ、仕掛けの幹糸まできたら、ゆっくりと取り込む。

 ただ、仕掛けが長いので取り込みのときに船べりを広く使って、もつれないようにすることが大事だ。

 また、初心者でも、仕立船なので、船頭が親切に釣り方を教えてくれ、魚の取り込みなども手伝ってくれるので安心。マルアジは6~7月に最盛期を迎え、10月末まで釣れ続く。

 問い合わせは、南村渡船【電話】0737・83・3730。仕立船料金は2人まで2万4000円、1人増ごと3500円。