【ヤクルト奥川恭伸】復調も巨人山瀬との星稜対決「納得いってない(笑)」/連載24

腰痛で2軍調整中のヤクルト奥川恭伸投手(23)が、5月6日のイースタン・リーグ巨人戦(戸田)で今季初勝利を挙げました。復帰3戦目で初先発。どんどんストライクゾーンに投げ込み、68球で7回まで2安打3奪三振1失点、無四球の好投を見せました。球場表示で最速151キロを計測。最後は星稜高(石川)でバッテリーを組んでいた巨人山瀬慎之助捕手(23)が代打でコールされ、三ゴロに打ち取ってベンチに下がりました。昨季は右肘痛などの影響で1軍登板なしに終わっており、投球の手応えや1軍復帰への思いを語りました。

プロ野球

奥川恭伸(おくがわ・やすのぶ)2001年(平13)4月16日生まれ、石川県出身。小2年から宇ノ気ブルーサンダーで野球を始め、宇ノ気中では軟式野球で全国優勝。星稜では1年春からベンチ入りし、4季連続の甲子園出場を果たした。同学年に巨人山瀬、1学年後輩にヤクルト内山が在籍。19年ドラフト1位でヤクルトへ入団。21年に9勝と台頭し、日本シリーズ初戦に先発。オリックス山本と緊迫した投手戦を展開した。22年に右肘を痛め、23年は1軍登板なし。好きな言葉は「置かれた場所で咲きなさい」。趣味は釣り。家族は両親と兄。184センチ、82キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸2100万円。

■「球速も戻ってきていると思います」

――復帰3度目の登板で初先発だった

球数も前回よりもちょっと増えて、70球ぐらいのめどだったので。なんとか5回ぐらいいけたらいいなと思ってました。

――結果的に1回平均10球以下で7回まで

前回(4月27日の日本ハム戦、48球で2回3安打2四球3失点)が今日の逆のような投球だったので、その投球の反省を生かして、今日やろうと思ってたことがしっかりマウンドでできたので、そこはよかったなと思います。

――イメージ通りにアウトを取れた

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