山崎賢人(25=長崎)がG3初優勝を完全で飾った。外並走からの強烈なまくりで2着に3車身差の圧勝劇。「踏んだ瞬間に“出た”と思った。記念を勝つことが今年の目標だったのでうれしいです」とトレードマークのアフロヘアを揺らした。デビュー493日目のG3優勝は、同期のライバル南潤(298日目)には及ばないが、今年はG1、G2でも決勝進出を果たしており、既に立場は逆転。今回は勝って当然のシリーズだった。師匠の山口幸太郎も「これからもっと成長してくれればいい」と目を細めた。

次走は地元九州で行われる競輪祭(20日~小倉)。「今回も(準決など)内容には課題があった。ラインで決まるように走りたい。勝ち上がって自分の役割を果たしたい」と力を込めた。【栗田文人】