吉報はレース後に届いた。1予9Rで2着に入った約30分後、渡辺晴智は長男・雅也さん(18)の競輪学校117期合格を聞いた。

「良かったです。一発合格はたいしたもの。自分は3回かかったからね。これで安心した」と顔をほころばせた。前検日から自分のこと以上に気にしていただけにホッとした様子。2予A9Rでは父親から再び勝負師の顔に戻り、郡司浩平-新田康仁の3番手から準決進出を決める。