小埜正義(38=千葉)が3着で決勝行きを決めた。

準決12Rは藤根俊貴の3番手確保からのまくり追い込み。ともに勝ち上がった内藤秀久に駆け寄り「1班(の点数)取れたよ~」と、喜びを分かち合っていた。確定ではないが、取手G3で失格した分の点数は、この3日の好走で挽回した形だ。内藤からは「そのまま優勝も取っちゃえば」と言われ、終始上機嫌だった。

小埜にとって函館は2012年の高松宮記念杯で予備から補充参戦し、G1戦初勝利を挙げた舞台。決勝は渡辺雄太の番手回りで「離れないように走りたい。(同期の)南(修二)もいるからいじめられないように」。G3初優勝が函館なら最高のシナリオになる。