東京五輪に出場するサッカー日本代表の森保一監督(49)が21日、欧州での視察を終えて成田空港へ帰国した。

 約2週間の視察で、欧州遠征をしていたハリルジャパンの活動やブンデスリーガの3試合などを見て回った。ドイツでは東京五輪世代の伊藤達哉(20=ハンブルガーSV)と話す機会があったという。同クラブの日本代表DF酒井高徳と3人で食事をしたことを明かし、「チームになじむために高徳が手助けになっている」と話した。

 19日のシャルケ戦(0●2)に先発出場した伊藤のプレーも見た。「(出場は)35分だけだったので」と前置きし、「まずは実力をつけて、ハンブルクでポジションをつかみ取ってほしい」と期待した。

 12月には初陣となるタイ遠征が迫っている。今後は積極的にクラブの練習を視察して回る意向だ。「これまでの代表歴などの先入観で決めず、いろいろ見た上でコアなメンバーを決められたら」と話した。