J2東京ヴェルディのGMで高倉監督の夫でもある竹本一彦氏(62)が、なでしこジャパン優勝に感想を寄せた。

 「今回は連覇もかかってましたしワールドカップ出場権もかかり、大きな重圧でした。そういう意味ではプレッシャーのかかる初の国際大会。優勝は意義がある。大会当初は30ほどのチーム力が、昨日の決勝戦では100の力に成長していた」

 国際電話で高倉監督にお祝いを伝えた竹本GMは、東京Vでは女子チームも統括する立場から具体的な勝因を挙げた。

 「U-20で活躍した長谷川、清水などが今回の大会で勝利に貢献した。実績あるメンバーと融合していた。中でも、誰がエースになるのか、という意味で岩渕が中国戦で得点したことは大きい。また、1次リーグのオーストラリア戦で阪口(夢)が得点したことも優勝への弾みになった」

 佐々木前監督時代の戦力に、若手を上積みしたことで大きく前進したと評価していた。