国際サッカー連盟(FIFA)理事を務める日本サッカー協会の田嶋幸三会長が17日、FIFAのW杯準決勝以降の視察を終え、成田空港発の航空機で、帰国した。

 注目を浴びる新監督選びについて取材に応じ、記者の質問に、次のように答えた。

 やりとりの一部は次の通り。

 -まだ誰にもオファーを

 それについて、僕はまだ。

 -まだ聞いていない

 聞いていないというか、オファーを出したとも、出してないとも何も言えないです。

 -(技術委員長の)関塚さんとの話は

 多少、メール等ではやりましたけど、それ以上の話は。進めたり、変わったりしたものではありません。

 -7月中には決めたいとおっしゃっていた

 できれば。

 -できればの度合いは

 本当にバタバタ慌てて、これでやっておこうと決めるものではないと思っています。ただ、(来年早々に)アジアカップがあり、(9月の国際親善試合)チリ戦等がすぐに控えていて、メンバーも決めなきゃいけない。そういう意味では早く決めた方がいい。

 -技術委員会で候補者を推挙してもらうまでいくのか、まず選定の基準づくりか

 まず基準をしっかりしてもらうことが大事。推挙するということは、すでに何人かは推挙、技術委員会から挙がっているわけで。そういう中でしっかり決めるのは関塚技術委員長で、私もしっかり相談する。ただ、最終的には僕は技術委員会を尊重したいと思っています。

 -推挙は

 推挙はされてますよ、何人も。名前は挙がってきてます。

 -10人弱か

 そんなに多くないです。ただ、今、最終的な詰めのところにきているんだと思いますし、そうでなければいけないと思っています。皆さんに変に隠したり、ウソ言うつもりもないし。

 -一般論として五輪の監督とフル代表の監督の兼務は可能か

 来年のスケジュール、今年のスケジュール、オリンピックまでのスケジュールはずっと見なくてはいけないと思います。トルシエ、ブラジルのチッチとか、みんなやっているわけですし、それがダメということはないと思います。

 -森保さんを会長はどう思われるか

 森保監督は日本の中で実績NO・1の監督だと思うし、だからこそ、僕らはオリンピックの監督に選んだわけであって、今のところそれ以外、なにものでもないと思っています。