川崎Ｆに頼もしい武闘派ＤＦが戻ってきた。

　２月中旬のキャンプで右ふくらはぎ肉離れから復帰したＤＦ武岡優斗（２９）が３０日、川崎市内の戦術練習で主力組の右サイドバックで存在感を発揮した。当初は全治６～８週間の診断だったが、予定より１週間早く全体練習に合流した。

　久しぶりの実戦練習で「もう限界」と苦笑も「合流してから夜はしっかり眠れています」と話した。約１カ月、孤独の別メニュー調整で「一番、鍛えられたのはメンタル。自分と向き合う時間が増えた」と話す。対人の強さと正確なクロスが持ち味で、ＤＦエウシーニョとの右サイドでのコンビも復活した。４月は鹿島、東京、浦和と昨季の上位チームとの対戦が控える。「自分ができることをやるだけ」と謙虚に話す武岡が、攻守でチームに貢献する。