今季からJ1に復帰する清水の強化部長に内藤直樹チーフスカウト(48)が就任することが17日、分かった。今日18日に行われる月例取締役会での報告を経て、2月1日付で正式就任する。なお、伊達倫央現強化部長(50)は退任し、強化育成本部長として下部組織強化に専念する。

 内藤スカウトはJリーグ開幕前の92年から4年間清水に在籍し、主にセンターバックとして活躍。その後は広島と神戸でプレーし、98年の現役引退後は母校・東海大静岡翔洋(旧東海大一)サッカー部のコーチや監督を歴任。06年から清水のスカウトを務めている。

 スカウト時代には昨季主力として活躍したMF河井陽介(27)、MF六平光成(26)MF白崎凌兵(23)らの獲得に尽力。入団後も密にコミュニケーションを取って育成に携わるなど、選手からの人望も厚い。クラブはOBの内藤スカウトを昇格させ、さらなるチーム強化を図る構えだ。また、昨季限りで現役引退した元日本代表DF市川大祐氏(36)のフロント入りも正式決定した。