J2モンテディオ山形は0-0でアビスパ福岡と引き分けた。ホームで2戦連続のスコアレス・ドローで順位を1つ下げ11位に。開幕から5戦負けなし(1勝4分け)はチーム新記録となった。

 4戦連続の引き分けとなり、木山隆之監督(45)は「失点が減ったら得点も減った。勝ちたかったけれど3点には届かなかった」と振り返った。前半はシュート3本に抑えられた。相手ブラジル人FWウェリントン(29)の対応とカウンターを警戒し、前線はラインを下げた。その中で、右MF鈴木雄斗(23)がウェリントンに対応しながら、チーム最多のシュート3本を放った。鈴木は「入らなきゃ意味がない。もっと厚みのある攻撃をしなければ」と反省した。

 しかし、相手ゴールを脅かす場面を何度もつくり、サポーターを沸かせた。指揮官は「前回よりパスがつながるようになったが、もっと広角で攻められるようにしたい」と話した。

 次節はアウェーで4位長崎と戦う。開幕無敗記録を、どこまで伸ばすか。サポーター席からは「勝って戻ってこいよ」とエールが響いた。【佐々木雄高】