ドイツ2部シュツットガルトから柏レイソルへ完全移籍したMF細貝萌(30)が28日、柏市内の練習場で初めて全体練習に参加した。

 午前10時ごろから約2時間、あたたかい日差しの中、パス練習やハーフコートでのミニゲームなどを行って汗を流した。ゲームでは右足でミドルシュートを決めるなど、好調さをうかがわせた。24日に帰国してからはランニングなどでコンディションを維持し、この日が本格合流。若い選手が多い柏での“初練習”後は「トレーニングマッチもあってなかなかみんなのサッカーする機会がなくて。フレッシュ感があるし、ついていきたいです」とすがすがしく笑った。

 全体練習のあとはDF今井智基(26)、ドイツ時代から親交のあり日本代表でもともにプレーした経験があるFW大津祐樹(27)と3人で練習場でゆっくりとランニング。細貝は2周したところで「もう1周いこう」と声をかけ、和やかな雰囲気でクールダウンした。「いろいろ話をしていこうと。持っている知識は伝えていけたらと思います」と、経験をチームへ還元することに早くも力を注いでいる。