ガンバ大阪のMF堂安律(18)が、今日25日のACLアデレード戦に背水の陣で臨むチームの救世主になる。24日は大阪・吹田市内で公式練習に臨み、最終調整。G大阪は1勝3敗のH組最下位で、負ければ2年連続の1次リーグ敗退が決定。崖っぷちの状況に堂安は「試合を決める得点をしていきたい」と力強く言い切った。

 東京五輪世代のエース候補は21日の大宮戦で2トップの一角として起用され、プロ初得点含む2点と奮闘。公式戦の連発がかかっており「結果を出せて良かったが、もっと内容を突き詰めたい」と貪欲だ。負傷から復帰したFWアデミウソンはベンチ入りするが万全ではなく、FW長沢と2トップでACL初先発する可能性が高い。長谷川監督も「何が何でも勝利を」と意気込む一戦。下部組織育ちの18歳が、08年のアジア王者を救ってみせる。【小杉舞】