2年前のゴールを再現だ。北海道コンサドーレ札幌は24日、札幌・宮の沢で、ルヴァン杯大宮アルディージャ戦(26日、札幌ドーム)に向けて、戦術練習などを行った。前回15年にJ2で大宮と対戦した際、ヘディングシュートを決めたMF前寛之(21)は「あの時は点を取れたけど、結果的に負けてしまった。ホームで勝ち点3を取りに行きます」と、ルヴァン杯Aグループの首位キープに意欲を示した。

 ここまでルヴァン杯では、全2試合にボランチで先発出場し、2連勝に貢献。この日の戦術練習では左MFもこなし、FWとの連係を確認した。相手の大宮は、リーグ戦を含む全10試合で、まだ未勝利と不振にあえぐが、そこは昨季J1で年間5位のチーム。「うまいイメージはある」と、警戒は怠らない。

 15年にJ2で対戦した際には、左MFで出場し、クロスボールに頭から飛び込んで追加点を奪った。再び結果を残せば“大宮キラー”として、格好のアピールとなる。ルヴァン杯の10日後に、リーグ戦で再戦する両チーム。「『札幌はやりづらい』という印象を、相手に与えることが大事」。先制パンチをぶちかます。【中島宙恵】