FC東京ユース所属の高校1年生MF久保建英(15)が28日、都内の小平グラウンドで行われたトップチームの練習に参加した。

 J1公式戦デビューが濃厚な5月3日ルヴァン杯の北海道コンサドーレ札幌戦(味スタ)に向けて、本格的な連係確認をスタート。元日本代表FW大久保嘉人(34)らJ1で現在5位の選手たちと同じメニューを最後までこなし、シュート練習ではヘディングでゴールネットを揺らした。

 過去にも練習参加したことはあるが、途中から主力組と離れて若手組に振り分けられていた。しかし、この日はトップの戦術練習にも合流。2本目から、チームが30日に対戦する広島を想定したサブ組に入って、日本代表DF森重真人(29)らに攻撃を仕掛けるなどフルメニューを消化した。

 強化部と話し合い、久保をトップに引き上げることを決めた篠田善之監督(45)は「技術は、しっかりしたものを持っている。見ているところも違うなあと印象」と評価。「まだフルコートの紅白戦はやってないけど、狭いエリアでやるトレーニングの1コマとしては(トップチームと)差はないと思う」と期待感を膨らませていた。