川崎フロンターレのサポーターの男性2人が、25日に韓国で行われたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の水原戦で旭日旗を掲げ、アジアサッカー連盟(AFC)が差別的行為の規約に抵触するとして川崎Fへの処分を検討していることを受け、川崎Fの藁科(わらしな)義弘社長(59)は28日、川崎市内で「問題となったフラッグに関しては我々の考え方としては政治的、差別的なものではない。主張していくべき点は主張したい」と話した。Jリーグと日本サッカー協会と協議の上、AFCに文書を送る意向を明かした。

 25日の試合後には水原サポーターが川崎F側の観客席の出口をふさぐなどの騒ぎになった。同社長は「観客の安心・安全の確保は両クラブの責任。それを確保されなかったのは真摯(しんし)に反省したい」と述べた。