サガン鳥栖は前半23分にFW豊田陽平(32)がPKを右足で決めて先制したが、同28分にPKを許し、同41分にはCKから得点を奪われ、逆転負けを喫した。マッシモ・フィッカデンティ監督(49)は「1-0で優位に運べるところを、もっとうまく回せれば良かった。同点にされたことが一番のポイント。PKにセットプレー、一瞬でも抜けたプレーをしたら、鹿島に決められると言っていたが、2つはそこを決められた形」と悔やんだ。

 後半16分にも右サイドから強烈なシュートを放った豊田は「相手はアジア・チャンピオンズリーグの疲労があってスローな展開だったが、そこに合わせてしまった感じ」と無念の表情。前線の布陣変更や、FWビクトル・イバルボ(26)を途中投入するなどして打開を図ったが、追加点は遠かった。今季初の連勝も逃した。