大宮アルディージャは今季初の複数得点を挙げたが、4失点し、1次リーグ敗退が決まった。

 前半32分に右CKから2点目をアシストしたFW大前元紀(27)は「3点取って勝てないのはキツイ」と本音を吐露した。4失点中3失点がFK、CK、オウンゴール。特に相手GKからのロングフィードに競り負けてピンチを招いていた。DF山越康平(24)は「崩されたわけではない。セットプレーのマーク、チャレンジとカバーの部分の差が(FC東京と)大きく出てしまった」と振り返った。

 ただ、2-4で迎えた後半ロスタイムに、途中出場のベテランFW播戸竜二(37)が自ら得たPKを右足で冷静に流し込み意地は見せた。播戸は「最後まであきらめない気持ちが大事。次の仙台戦に向けてファイティングポーズは取れた」と14日の仙台戦をにらんだ。