ガンバ大阪の山内隆司社長(60)は11日、4月16日のセレッソ大阪戦でサポーターがナチス親衛隊(SS)のマークに似た応援旗を掲出した問題の制裁の決定を受けて、大阪・吹田市内で取材に応じた。

 「厳粛に、起きたことについては捉えておりますし、何よりも再発防止をクラブとして、どうこれからやっていくのか。全精力を上げてやっていきたいと思っています」と再発防止を誓った。けん責と制裁金200万円という制裁の重さについては「コメントできることではない。ペナルティーの重さより、社会的な重さの方が大きい」と神妙な面持ちで話した。

 今月中にクラブ側が今後の応援に関する基本コンセプトのたたき台を作成。その後、クラブとサポーターで構成したプロジェクトチームで、同コンセプトや応援歌などの細目について決めるという。

 現在、全ての公式戦で掲出を禁止している旗と横断幕については「(浦和)レッズさんがやられているように、クラブが認定した旗しか出ないような」ことも検討しており、再掲の時期については未定だ。