元サッカー日本代表MF内田篤人(29=シャルケ)が、静岡県知事選挙(6月8日告示、同25日投開票)の啓発メインキャラクターを務めることになった。

 19日、静岡県選挙管理委員会が発表した。内田は同県函南町の出身で清水東高を卒業。サッカー選手の同県知事選啓発メインキャラクター起用は、09年の日本代表FW岡崎慎司(当時清水)以来になる。

 内田は告示後、静岡市内で開かれる選挙啓発イベントにも参加する方向。県選管は啓発ポスターやうちわのほか、内田をナビゲーター(進行役)とするインターネット動画を制作し、ユーチューブなど複数のネットメディアに配信予定。テレビ、ラジオで内田出演のCMも放送される。

 同知事選には、現職の川勝平太知事(68)、92年バルセロナ五輪柔道女子52キロ級銀メダリストの溝口紀子氏(45)が出馬予定。一方で投票率の伸びが心配されており、知名度抜群で女性人気も高い内田の起用は、幅広い世代に知事選をアピールする狙いが見える。

 内田に関しては、昨秋に第1子の長女が誕生していたことが14日、所属事務所から発表された。15年5月に静岡の幼なじみの女性と結婚。同年6月に、右膝膝蓋腱(しつがいけん)の手術を受け長期離脱していたが、リハビリを乗り越え、昨年12月の欧州リーグで1年9カ月ぶりに公式戦に復帰した。