北海道コンサドーレ札幌は22日、札幌・厚別陸上競技場で主力組と控え組に分かれて練習を行い、明日24日のルヴァン杯ベガルタ仙台戦(札幌ドーム)に備えた。この日、23歳の誕生日を迎えたDF永坂勇人は、ミニゲームなどで汗を流し、目標のJ1デビューへ心を新たにした。

 ここまでは、リーグ戦未出場。今季2度目の公式戦先発出場となった3日のルヴァン杯東京戦(味スタ)では、後半30分にベンチへ退いた。「サイドの永井選手にマンツーマンでやられる場面がけっこうあって、つぶしに行けなかった。J1のレベルを痛感した」と、不完全燃焼に終わったことを悔やむ。「1つの判断を誤って、後手後手に回ってしまった」と反省した。

 前節のリーグ戦では、今季新潟へ移籍したDF堀米の活躍に刺激を受けた。ユース時代からの同期が、新天地で今季初先発。最終ラインを守り、無失点勝ちに貢献した姿に「自分もチャンスをもらった時に、ものに出来たら」と励みになった。

 ルヴァン杯1次リーグも佳境。「まだ、決勝トーナメント進出の可能性はある。まずはルヴァン杯で、しっかりアピールして、リーグ戦出場につなげたい」と意気込んだ。【中島宙恵】