川崎フロンターレは28日、神奈川・川崎市内で30日にホームで行われるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)・ムアントン(タイ)戦に向け調整を行った。

 23日のアウェー・ムアントン戦では3-1で快勝。同試合で2得点に絡んだMF家長昭博(30)は、この日も主力組でプレーし、次戦も先発での出場が濃厚だ。

 家長は今季、大宮から新加入したが2月末に右足親指付け根を骨折し長期離脱していた。3カ月ぶりに先発したアウェー・ムアントン戦では、MF中村憲剛(36)の同点弾の起点となり、FW小林悠(29)の勝ち越しボレー弾をアシストした。小林へのアシストの場面を「実はあれはミスキックで…」と明かし「本当はグラウンダーのパスを狙ったんですけど浮いてしまった。悠のボレーは、チームメートながらすごかった」と振り返った。

 しっかり勝利に貢献したが「単純に結果は嬉しいですけど前の話。また次の試合がある」と気持ちは次戦に向いている。「みんなが20試合ぐらいやっている中、自分はまだ3試合。まだまだ、試合を重ねていかないといけない」と攻撃面での連係向上に意欲を見せる。移籍後初ゴールへの期待が高まる中「自分も決めたいとは思っています」と話し「まずは(8強へ)突破できるように、みんなでやっていきたい」と見据えた。