J1柏レイソルは27日、千葉・柏市で1時間余りの非公開練習を行った。

 練習後は、MF細貝萌(31)、中川寛斗(22)らが、ツアーを組んで来日している、香港の大手新聞社3社8人による合同取材に応じた。

 香港では現在、定期的に試合がテレビ中継されるなど、Jリーグの注目度が上昇中。より細かな最新情報を求めるニーズも高まっているという。細貝は「熱心に文化の違うものを吸収しようと、勉強に来るのはすばらしいと思う。知っていることを少しでも伝えることができたら、僕もうれしい。(ドイツの)ブンデスリーガでも、同じように選手以外にも練習に来て学ぼうとする人はいた。そういう意識があることがすばらしい」と話し、ドイツと日本の違いなども丁寧に答えていた。

 中川も「レイソルだけではなく、日本のサッカーが注目されて、香港の子どもたちが将来、日本でサッカーをしたいということになればうれしい」と歓迎した。ただ、一部では間違った情報が流れているのか、中川は続けて「ちょっと驚いたのは、質問で『子どものころはサッカーが嫌いだったと聞きましたが』と言っていたこと。どこでどうなったのか、そんなこと話したことないんだけどな」と話し、笑っていた。

 香港メディア一行はすでにヴィッセル神戸、鹿島アントラーズの練習を見学しており、28日はFC東京の練習場を訪れるという。中断明けのJ1も取材予定で、29日には今回のツアーの目玉となっている、元ドイツ代表FWポドルスキのJリーグデビュー戦になると予想されるヴィッセル神戸-大宮アルディージャ戦を訪れる予定だ。