左内転筋痛で別メニュー調整中だった北海道コンサドーレ札幌のDF福森晃斗(24)が21日、明日23日アルビレックス新潟戦(札幌ドーム)へ向けて全体練習に復帰した。紅白戦では、1本目に定位置の左DFに入りプレー。セットプレーの確認ではキッカーこそ回避したものの「走れますし、短いパスは違和感なくやれたので、本番は大丈夫かなと思います」と、強行出場へ意欲を見せた。

 前節神戸戦(神戸ユ)を終えた夜「寝返りを打った時に痛みがあった」と、異変を感じた。今週は無理のない練習で様子を見てきたが「まだ、完璧に(痛みが)取れているわけではない」。それでも「試合中のアドレナリンに頼るしかないが、自分の力を100%出せたら」と、意気込んだ。

 次節は最下位の新潟、その次は15位広島と、J1残留を争うチームとの直接対決が続く。最下位相手に「捨て身で来る怖さがある」と警戒する四方田監督は、福森の起用について「明日のリバウンドの状態を見て判断したい」と話すにとどめた。「どの試合も大事だけど、負けてはいけない相手」と福森。強行出場で白星を呼び込む。【中島宙恵】