FC東京の20歳ブラジル人FWリッピベローゾがJ1デビューした。J3のセカンドチームFC東京U-23(23歳以下)で経験を積み、今月16日の前節鳥取戦で決勝ゴール。FWピータ・ウタカの出場停止もあってJ1で初ベンチ入りを果たし、初出場も果たした。

 後半42分、FW永井謙佑に代わって投入されると、トップ下へ。出場時間が短く、わずかなパス交換があった程度でチャンスには絡めず「何もできなかった」と振り返ったが、元FC東京のレジェンドFWルーカスを代理人に、練習生から契約を勝ち取った男は「最初はノーチャンスだったことを考えると、ここ(デビュー)まで来られたことをポジティブに考えたい。練習を積んで、またJ1に絡めるように努力したい」と感慨深げに話した。

 チームは、J1復帰1年目の北海道コンサドーレ札幌に今季2戦2敗。勝てば確定だったJ1残留は次節以降に持ち越しとなった。