清水エスパルスのヤン・ヨンソン新監督(57)が、プロとしての心構えを説いた。16日、清水三保グラウンドで練習を行ったが、練習前のミーティングは約1時間とみっちり。求めるサッカー像について伝え、さらに「24時間、プロ選手として行動してほしい」と訴えた。

 昨季、清水はけが人が最多13人と相次ぎ、途中から医療スタッフや機器の拡充を行った。新監督は「栄養、睡眠の取り方、休みの過ごし方の自己管理が大切。日々重ねることで、ケガをしない体作りにつながる」と話した。自身も1度は現役引退し、広島にコーチとして来日した後でチーム事情により現役に復帰するなど、36歳までピッチに立ち続けた。「選手の本来の能力を最大限に引き出してほしい。後悔のないサッカー人生を過ごすため、手抜きをしてほしくない」と徹底を求めた。【保坂恭子】