アルビレックス新潟が03年以来のJ2での開幕戦を白星で飾った。後半13分、FW河田篤秀(25)が左サイドを突破し、先制ゴール。これを守り切ってカマタマーレ讃岐に競り勝った。

 鈴木政一監督(63)は「J2はアグレッシブで難しいリーグ。うちはJ2の戦いを知らない選手が多い。最後まで集中してくれた」と手堅く勝ち点3をつかんだ選手をたたえた。

 昨季J1ワーストの60失点だった守備は無失点。DFソン・ジュフン(24)DF広瀬健太(25)の両センターバックを中心に、はね返してはボールを奪う粘りを披露。攻撃も丁寧につなぎながら攻めた。「私自身、ホッとした」。04年の磐田以来、監督として迎えたJリーグでの戦い。初戦勝利に鈴木監督はひと安心の様子。ただ、「まだボールに寄せていない」。ホーム開幕の松本戦(3月3日・デンカビッグスワンスタジアム)に向けて手綱を締めることも忘れなかった。